ふいに、外の空気が吸いたくなって、近くの自動販売機まで散歩に出た。
歩いてほんの2~3分のところにあるそこに着くと、
自転車に乗った3人組の小学生が飲み物を買っていた。
ぼんやりと、少し待ち、私も何か買い、帰ってきた。
だんだんと、秋の雲になってきた夕焼け空を見上げる。
片づけなくてはならない仕事のことが一瞬脳裏を過ぎるが、
この風の気持ちいい時間を大切にしようと、すぐに忘れた。
家の陰で見えない太陽が、さぞかし綺麗な色をしているのだろうと想像しながら、
あぁ、こんな時間がいつまでも続いたらいいのに。
そんなことを思った。